|
101-200 傷ついた夢じゃ立ち上がることもできない 分かっているくせに、それでも不変の愛なんて探して 愛は惜しみなく与う 幾何学模様に込められた意味 何よりも饒舌に語る背中 雨が奏でる旋律に誘われて 純白の翼が知る世界の終わり 意味のない嘘と、少しの真実と 未来という名前の光で僕らを滅ぼすのでしょう? 甘い吐息を零しながら、苦い睦言を囁いてあげよう 侵攻する*カリエスが罰なのだとしたら、神様はなんて優しいのだろう 言葉に出来ない感情を伝えることが出来たら 一人で見る夢に朝は来ない 君はきっと、僕に預けたものを取りに来ないつもりなんだろうね 笑ってしまうような昔話 二度と開く事のない扉の前で思うのが貴方への想いなら良かったのに 声にならない声で叫び続けた憎悪 引きずり出される獣の名を人は知らない 見えないものと見えるもの 真新しいナイフが恐ろしくてたまらなかった 前ばかり見ていて、君は絶対に振り向いてはくれないんだね 祈りを捧げる姿に似ていて 愛のために跪け たった一度で良いから、最後にキスが欲しい 小さくなってしまった世界は彼にはきっと窮屈だったのだ 僕の星が流す涙を僕は拭ってあげられないから 栄光の後ろに広がる屍 彼が亡くしたもの、きっととても大切で、けれどももう手に入らない何か 自分がゆっくりと死んでいくのを、ただ他人事のように見ていた 僕の望みの代償がそれならば、僕は笑顔を浮かべることが出来るよ 必要な犠牲なんて、俺は認めない 優秀なペットの飼い殺し方 或る勝者の成れの果てを見てみたいか 君に愛を語ることも出来ない時代なら 繰り返せない過去を振り返るにあたって 守られたいんじゃない、守りたいんだ それこそが最上級の礼儀だと思うけどな 機械的な笑みで乾杯 彼のようになりたかったと弱弱しく君は語った どうして人殺しは罪になるのかしら もし僕がそんな風に生きられたら 無機質な声色で告げられた愛の言葉 従属する神と君臨する人と 音の無い世界で君だけが僕を呼んだんだ 独りよがりな願望だって分かっているよ この懺悔が届く先にあるのは何なんだろうね 名の持つ意味を考えたことはあるの *−273.15℃の涙 切れぬ*縁を絆と呼ぶなら この碌でもない、すばらしい世界に 世界を構成する色を見たことはあるかい 月夜に響く咆哮 どこまでも続く青い大地を翔けるのは優しい瞳をした夜叉でした そこに、君がいるから、ただそれだけ 感情*アーカイブスの処理能力に恋という名のウィルスたち 鈍く光る月を背負った般若は笑う 絶対零度の境界線を間違えるなよ だから今は、敢えて*破軍星へ行軍せよ なぁ、この戦いが終わったら何がしたい 君の憎しみ請負人 子守唄を歌ったのと同じ声で 冗談でも嘘でもなく、本当に星が堕ちてくるんだ 火種となるのはいつだってどうしようもないほどくだらないことなの 脳髄に、肢体に、染み付いて離れない記憶たち その優しく慈愛に満ちた笑顔さえ、自らのエゴの象徴 僕は恋をしたんじゃない、―――――恋に、堕ちたんだ 悲劇のヒーローを気取るわけじゃないけど 僕がまだピアニストだった頃 朝焼けに恨み言を言う情けない男だからね 世界を飲み込んでいく音 全ての人の目に焼きついた、君の世紀の大脱走 心を亡くしてしまうほどの憎しみを君は抱えていたのか 水面に広がる波紋のように あっけなくも唐突な終わり 目の前に広がる景色をよく見ろ、これがお前の望みの結末だ ブラウン管の向こう側を他人事のようにただ見ていた 君の人生のこれからの時間を全て僕に下さい そういう優しい言葉に弱者が縋っていくのね 全ての根源は何か、考えたことがありますか いつでも君の心に遺る俺でありたい 幼子のように泣き声をあげて、駄々を捏ねるだけの子供だった 貴方が放つ言葉、ずっとずっと心に遺しておきたい言葉 端的に言ってしまえば、ただ愛しているということなんだ 美しくも儚い幸せの残像になっていく時間の欠片たち 自己嫌悪ばかりの毎日に一体どんな意味があるというのか この硬質な白と黒でこの指が歌う時間だけが、ただただ僕を救うから あのひ、あのときにはじめてきづいたことだったんだ 逆回りの時計があったら、きっと僕は完全無欠の君だけのヒーローだったのに 傷だらけの明日を血を吐きながら歩むくらい、辛くなんかない 死して尚、縛り続けて、君の魂にすら僕を刻んで 堕ちて来い、清廉なるマイスター 存在する意味の有無を問うほど俺は愚かじゃないつもりだ やがては壊れるものだから、だからこれほど大切に思うのだろうね 真実と真実を重ねて嘘を作ろう もてあました熱の行方を知りたいか? ありふれた時間を幸せだと思えたら、それは本物 取り戻せない時間たちを僕はあきらめたくなかったんだ ほら、俺たちはもう夢の国には戻れない この焦燥の意味を、きっと君は知っているんだね ■カリエス・・・骨質の腐食 ■縁(えにし)・・・縁(えん)とも読みますが、此処では「えにし」と読んでください。 ■−273.15℃・・・絶対零度。これ以下の温度は無いとされ熱力学第三法則により到達不可能とされる。 ■アーカイブス・・・倉庫群。 ■破軍星・・・北斗七星の1つで、この星に向かって進軍すると必ず負けると言われていたそうです。 |